2013年11月7日木曜日

Vivian Girls

 
 

先日は
Official Website開設のお知らせをご覧いただき、
ありがとうございました。
まだまだ嬉しい余韻にひたっております。
 
さてさて、
皆様に紹介したい素敵なデザインの写真が
溜まっております!
 
“まずはコチラを”
Oさまのブランニューネイル。
『非現実の王国で』に出てくる
ヴィヴィアンガールズを10人、
お爪に描きました。
 
 
“この子たち”
『非現実の王国で』は、
「世界一長い長編小説」とされているらしく、
物語の全ては刊行されていないそうです。
 
 
私も、画集しか見たことがありません。
しかし、
その膨大な量の挿絵だけで
鬼気迫るものを感じます。
グロテスクさをも感じさせるイノセント感、
一目見れば虜になります。
 
 
“私自身、このお爪の虜”
朝、出勤するとき
なんとなくヘンリー・ダーガーのことを考えていた矢先、
Oさまに
「今日はヴィヴィアンガールズをモチーフに」
と言われたので
あまりの符合にびっくりしました。
 
 
 
 
“全体”
ヘンリー・ダーガーらしい
メルヘンチックなベビーピンクをベースに。
ブロンドのガールズを
10人すべて同じ向きにしたのが、
こだわりです。
 
“こんな感じで…”
皆が同じ方向を向いているイメージが
あったので。
 
 
“親指”
10人とも微妙に表情がチガウのは
ご愛嬌…!
 
 
“はぁ、ずっと見てられる、この絵…”
黒髪の子、三つ編みの子、
様々なガールズがいるので、
バージョン違いも出来そう…と夢が膨らみます。
 
 
遠くから見ると、
ミルキーな色合わせのおかげもあり
単純にガーリーな印象ですが、
近づくと完全にシュールなイメージ。
 
“仕掛けは完璧です”
おぉ、ホーンの生えた子もいる。
これも爪に描いたらおもしろい。
 
 
 
ダーガーは19歳から『非現実の王国で』の執筆を始め、
亡くなる寸前まで数十年にわたって
人知れず書き続けたそうです。
誰かに見せるでもなく、
ましてや出版・販売をすることなど
まったく考えていなかったとか。
彼が製作を続けたモチベーションを考えると
いつも胸が熱くなります。
そして彼の遺した膨大な挿絵たちが
愛おしくてたまらない気持になるのです。
 
こんな素晴らしい絵を、
一生のうちに一枚でも描けるだろうか…絶対無理だなぁ。
 
 
 
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塩野そら   
 
 
 
 
 
 
 


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