先日投稿させていただいた
本日は、第二弾として
昭和30年代(1955年~1964年)に
デビュー・活躍された
女優さんたちのネイルを
紹介いたします。
“山本 富士子”
(1931~)
かなり短いスタイリングです。
サイドぎりぎりからやすりを入れて
ゆるやかなポイント型に
なるように整えられています。
磨いて出したツヤではなく、
透明のネイルカラーが
塗られているようです。
ドレスの鮮やかなブルー、
赤い口紅、フェザーのアクセサリー…
お爪にはもう色は必要ありません。
ナチュラルな手元が、
真珠の指輪にお似合いです!
“有馬 稲子”
(1932~)
オーバル型に整えられた爪に
珊瑚色のネイルカラーが
きれいに塗られています。
おそらく、
手に持っている
チューリップの色に合わせたのでしょう。
今よりずっと
バリエーションの少なかった
カラーの中から選ばれたとは
思えないほど、
マッチしています。
こちらの写真では、
パールホワイトのカラーが
塗られています。
きっと、パール配合のカラーは
当時最先端のものだったはずです。
アイメイクも斬新!
メンズライクな
オールバックのヘアスタイルも
新しい感じ。
“八千草 薫”
(1931~)
涼やかな浴衣姿。
やはり、和装には
極力「なにもしない」お爪が
マッチするように
思います。
特に、
写真の八千草さんのような
清楚な雰囲気を演出する場合は、
カラーは塗らずに、
しっかりとしたケアだけ施すのが
個人的にはおすすめです。
“淡路 恵子”
(1933~)
モノクロ写真ですが、
このメイク、グラマラスなムードから察すると、
ネイルカラーは「赤」しか
ありえないような気がします!
よく見ると
各指の爪の長さが
バラバラなのですが、
「蓮っ葉」な雰囲気が演出されていて、
かえってセクシーですね。
目元に
「つけぼくろ」
まで施しているようです。
映画「野良犬」での
淡路さんのファッション、
あこがれました。
“桑野 みゆき”
(1942~)
ポイントに整えられた
きれいなお爪。
横から見たときの
カーブが強いタイプです。
こういう生え方の爪は、
伸ばすと格段に
オトナな雰囲気になり、ステキです。
右の写真を見ていただくと
おわかりいただけると
思うのですが、
中指だけ折れてしまったのでしょう。
1本だけ短い状態です。
当時は
あきらめるしかなかったかもしれませんが、
今はスカルプチャー(アクリルの人工爪)
を使って、
他の指と長さを揃えることができます。
●
昭和30年代になると、
お爪にもバリエーションが出てきますね!
最先端のカラーを使ってみたり、
はたまた
「あえて」カラーを塗らなかったりと、
その時々や演出したい雰囲気によって
手元を「使い分けている」
ような気がします。
ネイルは、あくまで
着ているものやヘアスタイル、メイクなどの
「延長」ですから、
それ自体が主役になってしまったり
主張しすぎたりすると
全身のまとまりを邪魔してしまいます。
女優さんたちを参考に、
絶妙なバランスを
保っていきたいものです。
sora shiono
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